科学的練習
乗鞍が終わってから、割と練習にはげんでます。
今さら感はありますが、それでも、自分の中ではもう来シーズンへの準備は始まっているつもりです。
そしてこれから練習方法を変えようと思います。
ここ1年〜1年半、練習は外でもローラーでもL4で20分×2、またはクリスクロスを主体に平均週5回ほど行ってきましたが、苦しいだけであまり効果が出ませんでした。
教本等に載っていることもバラバラで、FTPを上げるためにはFTPの95%で〜分、だったり、FTPより若干上のパワーで時間を分けてやらないとFTPの向上は見込めないなど、いろんなことが書いてあり、どれが正しいのかわかりません。正確に言えば、どれも正しいんだとは思います。要はその人の今の状態にその練習があってるかあってないかです。
そして自分の場合、上記に挙げた練習に取り組んできて、伸びたのはFTP10Wほど、VO2MAXが20Wほどです。
これが自分の限界なのか、半ば諦めかけたこともありましたが、どうにかして強くなり、トップクライマーたちと同じ表彰台に立ちたいと思い、様々な文献を漁った結果、自分は筋肉の働きについて1つ理解に欠けていたことがわかりました。
それは遅筋の働きについてです。
普段、1時間程度のヒルクライム(L4レベル)でのパワーのメインとなっているのは主に遅筋であり、速筋の割合は少ないと思っていました。しかし、おそらくトップクライマーの方々は、速筋をメインのパワー源にしていると思うんです。
もちろん、遅筋からもパワーを捻出し、速筋で作り出したパワーと合わせて坂を登っています。ただ、遅筋の重要な役割はパワーを捻出することだけではないようなのです。
通常、速筋がパワーを出すと、同時に乳酸を生成、筋肉が酸性に傾いた結果、脚が動かなくなってきます。しかし、遅筋はこの乳酸を分解し、筋肉内のpHがどんどん酸性に傾くことを防ぐことで、速筋が持続的に動き続けることを可能にしているようなんです。低強度の練習をしっかりやると、回復が早くなる、と友人が言っていましたが、上記の理論で言えばそのとおりです。低強度の練習で遅筋を育てれば、速筋を使いまくってパンパンになった脚内の乳酸を遅筋が早く分解し、結果回復を早めてくれます。
つまり、遅筋の出力を上げるだけでなく、速筋が動き続けられるようにするためにも遅筋の性能を高くすることが、トップクライマーへの近道だと考えられます。今まではL4でこれ以上成長しづらい速筋を多く鍛えていたみたいで、低強度で遅筋を鍛える練習が足りなかったみたいです。
よって、これからのオフシーズンは、LSDなどの遅筋を鍛える練習を多く練習に取り入れていきます。
以上、ほんとか嘘かよくわからん予想でした笑