スプリンターのクライマー転向日記

脚質的には完全にスプリンターの野郎がクライマーを相手にヒルクライムでどこまで戦えるようになるか頑張る日記です。

乗鞍

 

日曜日、乗鞍のヒルクライム大会に参加してきました。

カテゴリーはチャンピオンクラス。結果は昨年年代別で参加したときより1分以上遅れての1時間11分23秒(グロス)。

 

正直、6月の美ヶ原以降、今まで繋いでいたものがキれて、ヒルクライムは二の次でいいやと心の奥で思っていた自分がいました。

 

そして乗鞍が終わった今、来年はしっかりと調整して、トップレベルで争いたいと思えるようになりました。

昨年よりタイムが落ちたからではありません。パワーだけで言えば昨年より25Wは高いです。ヒルクライムを二の次にした結果、体重が昨年より4kgほど重いことが原因でしょう(レース後昼飯前に測ったら62kgでした)。

乗鞍に向けてしっかりと調整し、挑んで戦っている人たちを見て、自分が恥ずかしくなったからです。私のパワーからして、体重を今までのベスト55kgに落としたところでFTPざっと4.54倍なので、乗鞍チャンピオンクラスで争うレベルになれるはずもありません。ですが、それでも絞るだけ絞って、挑んでいる人々の中、デブが1人いるのは、周りに対して失礼だとも思いました。

来年は、しっかりと乗鞍に標準を合わせ、1時間切りになるよう、頑張ります。

 

では、たまにこのブログを見てくれている人もいるようなので、レースレポートを。

 

ちなみにレース前は平日から仕事のトラブル続きで乗鞍自体危うかったですが、なんとか気持ちを奮い立たせて出場。前日のことは書くと長いので省きます。

 

レース当日

 

朝4時に起床。宿が用意してくれたお弁当を食べて朝食を済ませます。入ってた鮭に虫が入ってた(正確には虫も一緒に焼いてた)ので鮭は食べません。ハエがとまっても髪の毛が入っていてもまぁいいかと食べてしまう自分ですが、さすがにこれは手が出せませんでした。他の人だったらクレームを言ってたかもしれませんが、宿の人もせっかく作ってくれたんだしと思ってここは何も言いませんでした。

そんなことはどうでもよくて、5:30前に宿を出て、6時前くらいに会場に着きました。

スーパー林道白骨温泉へと続く道)でアップを済ませ、いざ、会場へ。

今回は別で来ることになった森田氏を探しますが、見当たりません。仕方なく荷物だけバスに預けにいくと、荷物に付ける名前タグを忘れたことに気づきました。森田氏と一緒なら森田氏の荷物にくっつけてもらうところですが、この時は1人だしタグを取りに行っている暇もないので、相当焦りました。

と、ここで荷物を預ける列に並んでいる優勝候補筆頭の田中氏を発見!良かった知り合いがいた(=´∀`)さっそく田中氏に荷物を預けながら談笑。力強い発言を聞き、さすがだなーと。

整列場所に戻るとすぐにチャンピオンクラスはスタート地点まで移動とアナウンスされます。

ついに始まるかーと、大して練習もしてないのに緊張だけはしていましたが、ここでミス。グロスタイムということを忘れ、ほぼ最後尾に並んでしまいました。今更周りの人をどけて前に上がるのも迷惑だしなーと思い、そのままの位置で待機。

そしていよいよ号砲のもと、レーススタート。

 

さすがチャンピオンクラス、スタート直後からペースが速い!あとで話によると、始めの9分は6.4倍くらいのパワーだったとのこと!序盤に前方に上がり、レストハウスまではトップ争いに加わろうと思っていましたが、このペースでは前に上がることもできず、仮に上がってもチャンピオンクラスのベリになってしまうくらい盛大にタレてしまうことがわかったので、5分ほど粘ったあと、自分のペースに戻します。

 

あとは淡々とペダルを回し、落ちてきた他の人たちを1人、また1人とパスしてゴールを目指しました。

しかし、位ヶ原山荘を過ぎたあたりから段々と息が切れ、腰も痛くなってきます。そして森林限界に差し掛かるところにくると、維持してきたパワーが徐々に落ちてきて、余裕がなくなり始めます。それでも前に見える同クラスの人達を1人でも抜こうと踏み込みます。ラスト2キロくらいでイナーメの2人組に追いつき、パスしますが、1人が後ろについてきます。付かせはせん!と30秒ほど踏み込むと、もう後ろにはいませんでした。そして最後の200mで腰を上げてスプリント!あれ?おれってまだこんなに力余ってたんだとばかりに猛烈に力が湧き、もう100m手前からスパートすればよかったと後悔しました。

 

そんなこんなでレース終了。序盤のハイペースについて行かずにマイペースで行けば昨年よりタイムを縮め、より上位に食い込んでいたでしょうが、TTであればチャンピオンクラスに出る意味はないので後悔はしていません。ただ、モチベーションの問題か昨年より圧倒的に追い込めていなかったので、そこは反省です。

 

山頂ではすぐに森田氏とハナケン氏を発見し談笑。森田氏もハナケン氏もやはりパワーが戻らず、結果は出なかったようで。さらに奥では田中氏ら入賞者たちもいたので合流、会話に混ぜてもらいます。

田中氏がめちゃくちゃ調子いいことは知っていたので、本当に優勝かと思いましたが、最後は森本さんとスプリントになり、惜しくも2位だったよう。びっくりしたのは、昨年終わりから今年にかけて森田氏と自分と一緒に3人で土日に練習していた中村氏が3位というのこと!もちろん森田氏と同様桁外れに強いことは一緒に走っていて知っていましたが、まさか乗鞍で兼松さん矢部さん等を抑えて3位になるとは…。

 

本当に自分の周りは化け物だらけだなーと思いつつ、そういう人達と普段から練習させてもらっている自分の環境に感謝し、もっと練習に励まないとなーという気にさせてもらいました。

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(1番左に恥ずかしいデブが1人…。ハナケン氏のカメラで撮影、田中氏レースレポートより拝借させていただきました!)

 

その後は森田氏と下山し、田中氏や中村氏はそのままアビーロードへ昼飯に行くとのことでしたが、自分は宿のチェックアウト等もあるし、森田氏も帰るとのことだったのでご一緒せずにフェードアウト。

 

家に帰ると、注文していたおニューのジャージが届いており、さっそく着てみるとチョーレースフィット!そしてダブついたお肉が丸わかり!明日からダイエットに励むモチベーションが更に上がったところで、乗鞍のレポート終了したいと思います。

 

明日からまたがんばるぞー!